「大地に耳をすます 気配と手ざわり」展

2024年9月16日

東京都美術館「大地に耳をすます 気配と手ざわり」展 を観てきました。


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「自然に深く関わり製作をつづける現代作家5人」(←展覧会ホームページからの引用)の作品展です。作風が全然違う5人でした。

 

特に好きになったのは2作家の作品。

一人は、ふるさかはるかさん。自分で育てた藍、切り出した木、採取した漆、土などを使って木版画を製作しています。製作過程のビデオも見られました。版画は線や色づかいが繊細で、木目が生かされていて美しいです。

↓ ふるさかはるか〈トナカイ山のドゥオッジ〉織り(部分)
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もう一人は倉科光子さん。東北の津波被害を受けた地域に生える植物を水彩で描いています。驚くほど緻密です。植物画というより、大地ごと描いている感じ。キャプションに添えられた言葉も良く、継続して観察してきたからこそ書けるものだと思いました。

 

↓ミロコマチコさんの展示
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東京都美術館。今回もそうですが、ギャラリーA・B・C(企画展示室じゃないほう)の展示を観に行くことが多いです。混み過ぎないし、たっぷり観られるけど多すぎず、チケットもお値ごろです。

でも今月始まる田中一村展は観るつもりです。たぶん好きだと思う!前売り買っとこうかなー。



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ロダン越しの東京文化会館と噴水越しのトーハク

今日は曇ってた。おかげで涼しめでした。

 

大地に耳をすます 気配と手ざわり 展 展覧会公式サイト