2026年7月11日
『フリーダとディエゴ 最後の夢』を観ました。

骸骨女カトリーナ様がカッコよかった!歌はもちろんですが、動きと表情がずっと良くて。演じたソプラノ歌手ガブリエラ・レイエスは、今回最も輝いていました(私見)。今後も注目したいと思います。
骸骨が地底からわらわらいっぱい湧いてきて楽しかったです。メキシコの死者の日の話なんですよ。骸骨たち、めっちゃ踊ります。身体能力が高いです。ショッカーみたいでした。「ハッ」ていう歌が好きでした。
グレタ・ガルボさんは、なんでグレタ・ガルボなん…て思いました。不思議な人でしたねー。魔夜峰央の漫画に出てきそうなビジュアル。カウンターテナーが演じていて、すごくはまっていました。可愛かったです。
主人公は画家のフリーダ・カーロとディエゴ・リベラ夫妻です。でも伝記ものではありません。フリーダの死後の話です。さんざん傷つけ合った2人だけど、結局はお互いが最高のパートナー… 実際はどうだったかわからないけど、このオペラのディエゴは愛情深く見えたので、まあ納得できました。私のイメージどおりのフリーダとディエゴでした。芸術家同士のぶつかり合いというよりは、普遍的な夫婦のお話だったかなー。ディエゴのお腹は自前のお肉だったんでしょうか。彼はプレイボーイだったそうで、正直どうしてそんなにモテたのか謎だったのですが、壁画制作の場面を見たら、魅力あったのかもなーとちょっと思えてきました。あの場面の音楽、かっこよかったし。
フリータとディエゴの二重唱が良かったです。
フリーダの痛みが戻ってくる場面の振り付けが、強烈に印象に残っています。天蓋の上にいるダンサーとリンクした奇妙な動き。全身を貫く激しい苦痛を表現しているようでした。
舞台装置は、真っ赤なサンゴのような木と、裂ける地面が独特でした。
音楽は初めて聴く現代作家のものですが、良かったです。レコードなどで音だけ聴いても楽しめそう。美しかったり、スリリングだったり、神秘的で「あの世」っぽかったり。メキシコ音楽っぽさはあんまり感じませんでした。
メキシコらしさは衣装に表れていて、賑やかな柄の服が可愛いかったです。ビーズのアクセサリーもジャラジャラつけていました。
恒例の幕間インタビューは、ソプラノのエンジェル・ブルーが担当していました。キャピキャピ元気な感じで進行してました。ディエゴ役のカルロス・アルバレスが、母国語(スペイン語)で歌えて嬉しいと語って、ほんとうに嬉しそうでしたね。スペイン語オペラは、私は初めて観ました。骸骨女役のガブリエラ・レイエスが特殊メイクで変身するシーンもありました。これ無かったら素顔を見られずじまいになるところでした。骸骨顔も素顔もどちらも素敵でした。ネゼ=セガンがオケを指導するシーンもありました。最近のMETライブビューイングのほとんどは、この人の指揮で観てるような気がします。明るくて表情豊かなので、現れただけで「楽しいオペラが始まるよー」と、わくわくな気持ちが高まりますね。
来期METライブビューイング 2026-27の予告がありました。今期は観たことがある演目が多くてそそられる作品が少なかったんですが、来期は面白そうです。私は新しもの好きなので、ケヴィン・プッツの『Silent Night』が一番楽しみです。クリスマスの話なのかな? ケビン・プッツは『めぐりあう時間たち』が大好きだったので、これにも期待してます。できれば他もいろいろ観たいけど、とりあえず1作目のコジ・ファン・トゥッテは行こうと思ってます。舞台美術が楽しそうなのよ。

台本が公開されているのを見つけました(スペイン語に英語訳)↓
https://issuu.com/scoresondemand/docs/el_ltimo_sue_o_de_frida_y_diego_--57629