3.11の後に

3.11の後、自覚したこと。

それまで遠い場所で起きた災害について、人ごととしか捉えていなかったということ。

阪神大震災にも、外国の災害にも、本当にはピンと来てなくて、同情したつもりになってただけでした。

どれだけ他人の苦しみに対して鈍感だったかと、思い知らされました。

 

 

今私は失業中。

いろんな企業の求人に応募しては、不採用通知(お祈りレター)を頂戴しています。

一年ちょっと前までは、ある会社で総務の仕事をしてました。

つまりお祈りレターを送る側でした。

失礼の無いようにしていたつもりでしたが、まあ機械的に形式通りにやっていたまで。

応募する側の思い、お祈りレターを受け取ったときの気持ちまで、考えることはなかったなー。

どんな会社でもこの先どうなるか分からない御時勢。だれでも失業する可能性はある。

と、頭ではわかっていても、実際その立場になってみるまでは、

職に就けない人たちのつらさに、なかなか思いが至らないものです。

 

 

たいていの人は自分の事だけで手いっぱいだし、自分の立場に引き寄せて、ものを考える。

仕方ないことなのかもしれない。

いちいち他人の不幸を自分の事のように受け止めていたら、身がもたないでしょう。

でも人の痛みに無関心でいることは、残酷なことなのだと思う。

せめて無視しないようにはしていたい。

 

 

とか言いながらも、今日も駅に居るホームレスの人を、あまり見ないようにして通り過ぎてる。

行動が矛盾してるね...。