鹿鼎記 その2

ドラマ「鹿鼎記」全40話を見終わりました。実は先週初めに。

最後から2巻目で、主人公・小宝が清朝側につくか 反清の組織側につくか 決断を迫られることになり、 一段と面白くなってきました。 小宝は最後まで共感しずらいキャラクターでした。 むしろ場面によっては怒りさえ覚たほどです。 「やり方が汚いぞー」と突っ込み入れながら見てました。 でも憎みきれない、ずるがしこいけど腹黒くはない、という 不思議なやつでした。 結局このドラマで一番まともなのは、徳格勒だったと思います。 いつも冷静沈着で、皇帝に対して誠実で、適切な助言をしていました。 彼こそ忠臣。小宝とは比較にならないですね。 こういう人物をちゃんと重用してたという点では、アンディ皇帝も賢かった。 でももし小宝が徳格勒みたいな人柄だったら、つまらないのは確か。 やっぱりあのちゃらんぽらんな所が良いんでしょうかね。 カリーナ・ラウ、なんか変だと思ったら、あのダサダサな80年代風クルリン前髪が 似合わなかったのでした。最後の方で おでこ出したらちゃんと美人でした。 よかったよかった。 最終巻には何とも奇妙なメイキングが収められています。 普通のメイキングだと思って見るとびっくりしますよ。 トニー&アンディが微妙な髪形で登場する再現ドラマと、 本編のハイライトシーンで構成されています。 実際の撮影風景とかは、一切見られません。 でも途中でキャストの紹介が有るので、知りたい人は必見です。 私は久しぶりに海大富が見られて嬉しかったです。 トニー・レオン主演で 2つの組織の板挟みになるという点で、 「インファナル・アフェア」をチラッと連想したりしました。 しかし、ムードといい、洗練度といい、役柄と言い、 まったく違いますな。 トニー・レオン、よく いろいろと演じ分けますね。さすがです。 突っ込みどころが多いドラマでしたが、楽しかったです。 香港映画ファンなら見て損はないでしょう。 よく見ると ン・ジャンユーが チョイ役で出てたりするよー!