加山又造展

2/22(日) 新国立美術館で「加山又造展」を見てきました。

かなり混んでた。その朝「日曜美術館」で特集してたしなー。

 

とても面白く、3往復ぐらいしてしまいました。混みあう中を...。

 

気にいったのは、まず動物たちのコーナーでさびしそーな動物園のキリンや象の絵。

寒そうに飛び交う黒い鳥の絵。

ブリューゲルの影響色濃い「冬」という作品。↓

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木々が等間隔に並んでいたり、地面の線が平行に何本も引かれていたりと、景色の表現が独特でした。

ラクダがひと塊りになった絵は不思議で印象的でした。

「ひるね」も好きです。木こりのおっさんが気持ちよさそうに寝ててかわいいです。

 

次のコーナーにはでかくてキラキラな絵が並んでいて、又造っぽさ満点です。

奥入瀬」が良かった。またいつか見たいな。

 

裸婦は苦手でした。見ててなんとなくきまり悪い。エロいせい?

でもあんまり本物の なま身のおんなの感じはなかった。

プロポーション抜群で化粧が濃くてつんつんした美女。

デザイン画みたい。

 

花鳥画コーナーでよかったのは、「満月光」。もくもく煙を吹く火山の絵。

きれいです。静かで力強く神秘的。最近旅行先で見た浅間山の姿を思い出しました。

 

大きな牡丹の絵、そして有名な夜桜。迫力ありましたね。

美しいけど どこか おどろおどろしいような感じもした。

 

水墨画コーナーの「月光波濤」は凄い激しさ!

 

仿北宋の絵は劇画っぽかった。

 

最後のコーナーには器や着物などが有ったけど、「飛天奏楽」っていうお祭りに使う幕?の原画が良かったな。

鮮やかな色遣いで のびのびしてて。みとれました。

 

新国立美術館には今回初めて訪れました。

建物は無機質で殺風景な感じがしました。

展示場の照明はもうちょっと工夫が必要だったかと思います。暗い画面の絵には見てる自分たちが写りこんで気になりました。